ロックシュリンプが、しっかり食べられているかの指標である糞の量ですが、
「糞をしているから大丈夫」という誤解があるといけないので、
目安となると思われる排泄物の量を掲載しておきます。
どんなに食べられていなくとも糞はします。
水流の中に食べ物が全く無いというのはナンセンスです。
問題は、ロックシュリンプの必要量を満たしているかどうかです。

これはオスのロックシュリンプの一晩の量です。
スポンジフィルターに掴まって過ごしていた事がすぐに分かります。
ロックシュリンプは物陰に隠れるのがライフスタイルですから、
どこに居るのか分からない場合もあるのですが、
この床の糞を見れば、どこに居るのか分かります。
ロックシュリンプは「牛」だと思って良い印象です。
たくさん食べて、たくさん糞をする。
その繰り返しで暮らしています。
アフリカンロックシュリンプだと「水牛」です。
糞も似たような印象のころころした物を出しています。
ロックシュリンプは、非常に掃除が得意です。
糞以外の物が転がっていないのが良く分かると思いますが、
すべて掃き掃除をして糞にしてしまいます。
よくマツモの葉片なども落ちていますが、
これも一緒です。
糞の中に繊維質が感じられますが、
おそらくマツモのやや腐ったような物が含まれていると思います。
ロックシュリンプの掃除の正確さは、
脱皮をする前日から脱皮翌日くらいの床の汚れと比較すると良く分かります。
この期間、ロックシュリンプは食事を摂りません。
つまり掃除をしないのです。参照⇒【脱皮後の写真】
ですから、脱皮をした後の写真では、だいたい床が汚いのですが、
その数日を除いた床は綺麗なものです。
下の写真は、ロックシュリンプの飼育に使っていた水槽から、
ロックシュリンプを他の水槽に移した当日の状態。
掃除係が居なくなるとこうなってしまいます。

掃除やトリミング、スポンジの洗浄などで、
手入れをした場合には、直後にこのような状況になりますが、
すぐにロックシュリンプが掃除をしてくれます。
しかし、主が居ないと汚れたままです。
(細かい糞は、同居のレッドチェリーシュリンプの糞です)
普段見慣れていた綺麗な床は、
彼らの努力(というか食欲ですね)の賜物である事が分かります。

こちらは底がガラスの白い反射のある水槽に入れられた状態です。
ベアタンクはベアタンクでも、このような底だと、「底」という認識をせず、
ほとんど降りません。
蛍光灯を消すとやっと降りて食事にありついていました。
この写真は、そんな昼間の状態です。
流木の裏に隠れていますが、床に糞があるので、すぐに居所が分かります。
写真では、まるで二匹居る様に見えますが、
左上の糞を満々と溜めている尻尾が本人です。
下の背中が見えているのはガラスに映っているだけです。
ロックシュリンプの肛門は尾扇の真ん中にありますので、
このように逆さまで糞をしていると自分の尻尾の上に溜まってしまうのですね。
少し動く度に、右側のガラスの上に転がって落ちています。
「ロックシュリンプの行く所、糞有り」で、
このような、ちょっとした休憩時間でも、絶えず糞をしています。
ヤマトヌマエビやシナヌマエビをコケ取り用に初めて飼ったり、
ビーシュリンプをベアタンクで飼育してみた方がまず驚くのが、その糞の量ですが、
ロックシュリンプも同じヌマエビ類ですから、
体の大きさに比例して大きな糞をたくさんし続けます。
とても多く見えますが、体に比べればまだ少ないほうです。
糞の多さはヌマエビ類全般の特徴ですから、
大きな体に見合った量をしていれば安心です。
買って来たばかりのロックシュリンプは、
黒くて長い、細い糞をしますが、
その細く固まった黒い糞を見ると、販売水槽で、いかにひもじかったかが分かります。
そんな個体も水槽に慣れて、食事をたくさん摂るようになると、
このような大きくころころした糞になります。
ロックシュリンプがきちんと食べられているかどうかは、
方法論ではなく、糞の量で答えが出ます。
「食べているふり」が得意な生き物ですから、
十分な確認が大切です。
2008/05/31 岩
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