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ロックシュリンプの寿命

東南アジア・ロックシュリンプは寿命がかなり長いエビのようです。
普通に3、4年は生きると判断して良さそうです。
以前から、1年や2年程度ではないとは思っていましたが、
当時は、どんな生き物も、
だいたい飼育の手応えを掴んでしまうと、人に譲ってしまう事が多く、
長期間の飼育はしていませんでした。

今回、飼い方の再検証や再現性を確かめてみようと、久しぶりに5匹飼ってみて、
その丈夫さと長命さには、あらためて驚かされています。

【♂A】→5ヶ月。当初のボス。闘争の末、政権を奪われ脱走死。
【♂B】→4年4ヶ月以上。脱皮を繰り返して大型化し政権を奪取。脱走や腕の自切を経てもなお健在。
【♀A】→1年10ヶ月。餌の積もっていた水槽で死亡。残り餌の確認無しの明らかな与えすぎ→水質悪化。
【♀B】→3年11ヶ月。同居のレッドチェリーシュリンプが連続死していた直後に死亡。濾過不良?
【♀C】→4年9ヶ月以上。閉経気味ながらも健在。

脱走や事故(どちらも飼育者の過失)が無ければ、
3年や4年は生きてしまう生き物だと判断できそうです。
夏の暑さにも強いですし、水質の少々の悪化も気にしません。
日本の温帯のヌマエビ類と比べると、別格の丈夫さです。
ヤマトヌマエビと同格かそれ以上の飼い易さでしょう。
4年を経過しても、特に“老いた”という認識はありません。
餌への集まりも良いですし、脱皮の頻度も下がっていません。
まだまだ、老衰と思える状態を経験できそうにはありません。


飼育4年を経過したペア。
36cm水槽という、特にすばらしい環境ではありませんが、
良く食べ、良く育ち、良く産みました。(最近1年は閉経気味)
我が家には、購入から6年は明らかに経っているヤマトヌマエビが居ますが、
このヤマトは雌のみの飼育で、購入後、一度も産卵していません。
生き物は交尾や産卵をすると、体力を使い果たして死亡することは多いですから、
このヤマトが長生きなのは頷けます。参照⇒【ヤマトヌマエビの長寿記録
しかし、それに対して、ロックシュリンプは雌雄が揃っていて、
雌は脱皮をすれば、毎回ほぼ産卵という状態でした。
三日と開けずに抱卵姿からまた抱卵姿へと産卵を繰り返していました。
当初、雌は3匹。
雄は途中で一匹が脱走死してしまった為、
雌の産卵に対応していたのは、この雄一匹です。
2ヶ月と待たずに産卵を繰り返す雌が3匹居たわけですから、
年間に20や30は交接する羽目になります。
それでも雄も雌も元気そのものです。
彼らにとっては、こんなことは「日常」なのですね。
産卵で体力を消耗して死ぬ、とか、
使命を果たして力尽き・・・といった美談的な部分はありません。
当然の様にこなした上で、さらにこの年数生きていますから、
脅威的な精力、体力、そして丈夫さです。


大きいので、脱皮も見応えありです。⇒【
脱皮
発育途上のやや小型の個体は、
脱皮の頻度が高く、観察できる機会も多いと思います。
大型個体でも2ヶ月に一回は脱ぎます。
4、5匹も飼っていれば、脱皮ガラが転がっているのは日常の光景です。


産卵時には、テナガエビと同様のペアを形成します。⇒【
繁殖行動
これもほぼ恒例行事です。


抱卵している雌。腹節の下側が黒っぽい影になります。【産卵行動
若い個体は常に抱卵状態です。
(繁殖成功の報を聞けないのは残念ですが⇒【
ゾエア】)


薄暗い照明下であれば、平気で歩き回ってくれます。
大きな体で動き回る姿は、かなり存在感ありで、ペット向き。
大型の甲殻類なのに、殺し合いや共食いもなし、(⇒
雄の脱皮も守っていたり
餌やりも簡単ですし、丈夫で長生き。
甲殻類好きには貴重な種類と思います。
“微生物信仰の具現者”といった位置に置いておくには勿体無い生き物です。

 

2008/08/11 


2008/08/14 更新


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