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ヌカエビの頭部



頭、目の上付近には棘がありません。
目の先辺りからややギザギザが見られます。
第一触角柄部先端と触角鱗片の間に、
白っぽいエビヤドリツノムシと思われる生き物が一匹付着しています。


目の上付近に全く棘がありません。
第一触角柄部に埋もれた部分は分かりませんが、
それ以外の額角上に、棘らしいものが見当たらない個体。
額角が随分となめらか。

2006/04/03 

 

※追記(2007・04・05)
この「ヌカエビ」に関しては、
近年の遺伝子を比べる研究で、
ヌマエビ大卵型と共に「ヌマエビ北部‐中部グループ」という中の地域変異の一つとされたようです。
(これに対してヌマエビ小卵型が「ヌマエビ南部グループ」という、別種扱いの一群になりました)
最近まで、額角に生えている棘の位置によって2亜種に分けられていたものが、
棘の位置や数は個体差・地域差である事が分かったようです。
産卵形態が大卵型だったり中卵型だったりと、
完全に淡水繁殖なヌカエビとヌマエビ大卵型(ヌカエビも大卵型だとされている)が北部-中部群、
降海型のヌマエビ小卵型が南部群となりました。
※「南部群」「南部グループ」といった2種類の呼び方を見掛けるのですが、
この“群”と“グループ”は同じ意味として使われているようです。
文字数が少ないので、個人的には都合上“群”を使います。

額角上に棘が一本も生えていないような個体も居ました。
凹凸すらありません。
この額角上の棘の数や位置は、
ヌマエビ大卵型とヌカエビを分ける規準としては使われなくなると思いますが、
地域変異差を反映している部分である事には変わりないと思います。

今後も、見比べてみるのも一興でしょう。

個人的に飼育してみた南部群・北部-中部群両種の性格はかなり違い、
「本当に亜種レベル?」と疑問に思っていたので、
この研究結果には大きな違和感はなく、
むしろ「やはり」という印象を受けました。
今後、いろんな種類のエビが遺伝子の比較をされていくと
“種”というものの認識が変わるような発見が
どんどんされていくと思いますので楽しみです。

 


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