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日本産淡水エビの種類の見分け方


見分ける前に、種類の総数を知っておくと便利です。
総数が分かれば消去法が使えますから、より簡単になると思います。
琉球列島産や離島産を除いた、以下の種類が全メンバーになります。

テナガエビ科

テナガエビ属・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3種類
テナガエビ 繁殖形態の違いで、河川静水域・湖沼型、河口域型、汽水湖型などがあるよう。
ミナミテナガエビ  テナガエビと良く似ている。指節(脚の爪)が短いので比較的簡単。
ヒラテテナガエビ
(別名ヤマトテナガエビ) 超独特な存在。タナゴで云えばアブラボテ。

.●スジエビ属・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1種類
スジエビ 陸封型と降海型の2種類+外来の近似種(大卵型)が存在するようです。

ヌマエビ科

ヌマエビ属・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2種類
ヌマエビ南部群(旧ヌマエビ小卵型) 商品名“ミゾレヌマエビ”として古い歴史があります。
ヌマエビ北部−中部群(旧ヌカエビ、旧ヌマエビ大卵型) 地味な陸封型。情報小で誤認大。
ヒメヌマエビ属・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4種類
ヒメヌマエビ コテラヒメヌマエビという亜種?も存在するようです(詳細不明)。
ヤマトヌマエビ 見分けから種類の概要まで全部が正しい、淡水エビ情報の優等生。
トゲナシヌマエビ 採集されても「ミナミヌマエビ」とされる例が多い。見分け自体は容易。
ミゾレヌマエビ 名前をヌマエビ南部群に盗られていて“謎のエビ”状態の種類。
カワリヌマエビ属・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・在来1種類、近縁外来種20種類以上?
ミナミヌマエビ 本物が売られている事はまず無い。本物は意外とスリムでうねりも強い。
外来シナヌマエビ類 観賞用“ミナミヌマエビ”、釣り餌“タエビ”、“ブツエビ”は、まずこれ。
(シナヌマエビ類には中国大陸産の20種以上の種類が含まれるようですが、ここでは一つとして扱います)

 

属ごとに均等に数種類ずつですから、よほど透明で無模様な個体でもない限りは、
特に困ることはないと思います。


きわめて基本的な、三つに分ける方法

エビの種類を見分ける第一段階です。
テナガエビか、スジエビか、ヌマエビ類か、
まず、この3つのどれなのかが分からなければ先に進めません。

【その1】テナガエビ・・・(テナガエビ科 テナガエビ属)

胸横にある「m」の文字が目安です

【その2】スジエビ・・・(テナガエビ科 スジエビ属)
 
意外と凶暴な面を持つスジエビ。
「逆さハの字」模様で見分けるのが楽です

【その3】ヌマエビ類・・・(ヌマエビ科)

ヌマエビ類は基本的におとなしいエビです。
攻撃的な長いハサミは持ちません(小さなハサミはあります)

まず、この三つに分けなければ、先に進めません。⇒【見分けの基礎

 


テナガエビは三種類

日本本土で主に見られるのは三種類しかありません。
まだ手の長くない小さな個体がやや見分け難い程度。
3種類の仔エビとスジエビを含めたテナガエビ科4種類を見分ける事になります。


胸の横に「m」のような模様があれば、テナガエビかミナミテナガエビ。
写真のように、m模様が細めでやや崩れた印象なら、まずテナガエビです。
ミナミテナガエビは大きくなっても、m模様が崩れません。
ミナミテナガエビの子供の場合は「
」と云うより「」に近いかもしれません。


胸の横にある、「川」という漢字に近いm模様。
この模様が太く濃くハッキリしている個体はミナミテナガエビである可能性が高いです。
脚の爪が短いので、これと合わせて見分ければ、区別は容易です。


胸の横に「m模様」が無いヒラテテナガエビ。
迷路状の網目模様になったりします。


ヒラテテナガエビの幼エビ。
黒豆のような大きな眼と、
“m”や“凶”ではなく、斜めに平行な斜線が入ります。(薄くて細い)
腰の出っ張った部分に黒くて細い鞍が乗ります。(白い鞍と隣り合う)

よく居るテナガエビは三種類です⇒【テナガエビの見分け方

テナガエビの子供たちとスジエビは良く似ているので、模様を良く見て識別します。

 


スジエビの見分け方

テナガエビの子供たちと間違われたり、
ヌマエビの仲間の中の、透明で腰の曲がっている種類と混同されたりします。
最も見分け易い種類と思いますので、きちんと識別しておけるようになると、
他の種類の見分けが随分と向上すると思います。


日本全体に近いくらいに多く生息しているエビ。
テナガエビとヌマエビ類の中間的な位置や姿かたちです。
大きさも中間的。


魚やエビと混泳できそうに見えて、実は狩りも出来るエビ(実はテナガエビ科)。
肉食性の強い、油断のならないカラスのようなエビです。


凶の文字にも見える「逆さハの字」など、特徴が多いので見分けは容易です。

テナガエビに混ざったり、ヌマエビ類に混ざったりしやすいようです。
最も見分け易い部類ですから、一度でもコツを掴めば簡単です。
これさえ見分けられれば随分と楽になります。

テナガエビと見分ける場合⇒【テナガエビとスジエビの見分け方

ヌマエビ類と見分ける場合⇒【スジエビとヌマエビ類の見分け方

 


見分けにおすすめのサイト

番匠おさかな館の図鑑・エビ
http://rs-yayoi.com/osakanakan/zukan/shrimpcrub/shrimptop.htm
ヌカエビと、シナヌマエビ類が無いのが非常に残念ですが、あとの主要メンバーは全部揃っています。
種類の取り違えなどもなく、写真もたいへんに綺麗です。
比較し易いように作られた構成も実に使い勝手が良いです。
今まで、まとまったエビ情報には必ず種類間違いがあったものですが、
ここには無いのではないかと思います。
(種類間違いが無い情報に初めて出会って感動したくらいです)

琉球淡水エビ
http://www.h2.dion.ne.jp/~karo/
沖縄産の淡水エビに関しては、こちらのサイトがすばらしい。
写真も大きくて鮮明なものが多数掲載されています。
黒潮の流れによっては、これらのエビのゾエアが本土まで運ばれ、
稚エビとなって発見できるかもしれません。(九州鹿児島付近には普通に生息しているらしいです)
本土産の中には特定できない場合は、こちらを参考にさせてもらうと良いと思います。

 


ヌマエビ類の見分け方

 

見分けるポイントと順番

日本産淡水エビの種類の見分けは、以下のような順番で見て行くと、
大きな間違いがなく進んで行けるものと思います。

1.ハサミ脚の長さ ←テナガエビ科とヌマエビ科が簡単に分かります。よく間違われるスジエビもテナガエビ科。
2.体の形 ←全体的なシルエット。腰のくびれ(?)の強弱などを見ます。背腸のうねうねも有効。
3.眼の生えている角度と離れ具合 ←目がやや斜め前向きか真横か、離れ目かどうかを真上から見ます。
4.色彩と模様配列 ←体側に目立つ模様の特徴を見ます。黒く濃い線ほど有効。
5.卵の大きさ ←大卵型か、中卵型か、小卵型か、粒々の大きさと数が反比例します。
6.外肢の有無 ←外肢さえ見れば、世のエビの混同はほとんど消えます。簡単で効果抜群。最低でもこれは確認!
7.額角の特徴 ←顕微鏡やマクロ撮影の世界。一般には、長いか短いか、ギザギザが頭まであるかどうかくらい見ればOK。

【例1】

1.ハサミ脚の長さ→短い→ヌマエビ科
2.体の形→体は太い。凹凸に乏しく平坦
3.眼の生えている角度と離れ具合→微妙に斜め前。眼柄が短く、眼と眼の間が狭い。
4.色彩と模様配列→独特の破線模様
5.卵の大きさ→小卵型
6.外肢の有無(+眼上棘の有無、+前側角部棘)→外肢ほか、全て無し
7.額角の特徴→とても短い
誰もが何も確認せずとも全体の印象で見分けられるヤマトヌマエビです。⇒【ヤマトヌマエビ

【例2】 ヌマエビ類と混同され易いスジエビの場合

1.ハサミ脚の長さ→長い→テナガエビ科
2.体の形→やや細長い。うねりが強く、腰が盛り上がっている
3.眼の生えている角度と離れ具合→眼柄が長くて、両眼が真横にかなり離れている
4.色彩と模様配列→黒い筋が体のあちこちを通っている。胸の横に「逆さハの字」。関節が黄色
5.卵の大きさ→中卵型
6.外肢の有無(+眼上棘の有無、+前側角部棘)→外肢ほか、全て無し。(鰓前棘という独特の棘は有る
7.額角の特徴→長くて、ギザギザが5個程度と粗い
見分け易いエビですが、意外とヌマエビ類と混同され易いスジエビ⇒【スジエビ

1.ハサミ脚の長さ
ハサミ脚の長さは、テナガエビ科とヌマエビ科を分けるのに大きく役立ちます。
これを見ないと始まらないので、まずこれを見ます。⇒【テナガエビ・スジエビ・ヌマエビ類の3つに分けます

2.体付き
体が太くて寸胴であるか、細くてスマートであるか、
曲線のうねりが強いか、平坦であるかといった部分です。
うねり具合は、主に腰(腹節の蛇腹部分の背中側)の出っ張り具合を見ます。
背腸の曲線を見るのも有効です。
同種でもメスのほうがやや太く丸っぽい印象になりますが、
それ以上に種類として「うねり」が少ない種類を見分けることが出来ます。
うねりが無く、額角が極端に短いトゲナシヌマエビや、
ヌカエビと混同され易いシナヌマエビ類⇒【ヌカエビとシナヌマエビの見分け方】が見分け易くなります。
ヒメヌマエビやヤマトヌマエビも曲がりが弱いエビですが、
これらは模様を一目見るだけでも簡単なので、
体付きを見るまでもないです。
曲がりの強い種類
スジエビ・・・テナガエビ科ですから、長めのハサミ脚を持っています。
ヌマエビ・・・アクアリウム的には“ミゾレヌマエビ”。キャメルシュリンプとも呼ばれる曲がりの強い種。
ヌカエビ・・・ヌマエビの元亜種。ヌマエビと似たような体型です。
ミゾレヌマエビ(本物)・・・雄や若エビは透明で腰の曲がりが強いです。スジエビと間違われる事も多い。
ミナミヌマエビ(本物)も、上に比べると平坦ですが、ややうねりがあります。

 

3.眼の生えている角度と離れ具合
眼の特徴を見るのもかなり有効です。
採集したエビは、バケツなどに入れられて、
上から見る事が多いと思いますが、
この時に、眼の出っ張る角度や、眼の長さを見ると、
だいたいの見当がついてしまいます。

眼の角度
真横の場合と、やや斜め前向きの2つが主です。
ちなみに、完全に真上から見ないと角度が変わって見えてしまい、意味がありません。
水上に出したり、死んでいるエビは、全員が眼を前向きに甲羅に入れてしまっています。
必ず、水中の生きたエビを真上から見る事が大事です。
(このあたり、アルコール浸けの死骸では有り得ない発想と思います。多分全部前向きになっているはず)

やや前向きの角度で眼が出ているシナヌマエビ(商品名ミナミヌマエビ)。
ここだけ見てもヌカエビとの見分けは楽になります。眼の柄も太い。

斜め前系

ヒメヌマエビ属
ヒメヌマエビ、ミゾレヌマエビ
ヤマトヌマエビとトゲナシヌマエビは、眼の長さも短い寄り眼系。
カワリヌマエビ属
ミナミヌマエビ、シナヌマエビ
真横系

ヌマエビ属
ヌマエビ、ヌカエビ
ヌカエビは特に真横で離れ眼なのが目立ちます。
ヌカエビはスジエビとの混同も多いですが、
スジエビはテナガエビ科。手が長いので、その時点で別。

眼の離れ具合
眼と眼の離れ具合も有効で、ヌカエビやスジエビは、
離れ眼だけで簡単に識別できるほどです。
手が長くて、真横に離れ眼ならスジエビ。⇒こちら
手が短くて(口元にあるだけ)真横に離れ眼ならヌカエビ。⇒こちら

 

4.色彩と模様配列
淡水エビは各種各様の模様配列を持っています。
エビは透明なだけと思われがちですが、
よ〜く見ると色素胞が種類ごとに独特の配置をしています。
最も濃い模様になるのがメスの大型個体です。
このメスの大形個体の模様を基準にして、
雄や若い個体を考えると比較的簡単に分かります。
体側側面の模様は、エビの体の大部分を占めますので、
小さなエビでも肉眼で容易に見る事が出来ますから、
種類の見分けの大きな味方となります。
ヤマトヌマエビ、ヒメヌマエビ、スジエビなどは、
他の見分け方が要らないほど模様が特徴的です。
ミゾレヌマエビと商品名の“ミゾレヌマエビ(正体はヌマエビ南部群)”も、
模様を見れば間違いようがありません。⇒【ミゾレヌマエビとヌマエビ(ヌマエビ南部群)の見分け方
「関東だからヌカエビ」として紹介され易い外来種の“ミナミヌマエビ”(シナヌマエビ)も、
模様だけでヌカエビと区別できます。⇒【ヌカエビの模様は波裏富士
その他のエビも見慣れて行けば、模様だけでも分かると思います。
淡水エビの模様はアルコール標本(イメージ)では消えてしまう為か、軽視されがちで、
見分け方としてはあまり開発されていない箇所だと思います。
しかし、模様を見ないからこその種類間違いも多く見られることから、
見分けに対する、その可能性は非常に大きな物を持っていると思います。
模様を出しながら生きているエビには大いに役立ちます。
白く脱色した標本には縁のない、飼育・採集が主の、
一般エビ好きには見分けのメインと言っても良い部分です。
参照⇒【淡水エビ模様ツアー


[模様を見る時の留意点]
1.ヌマエビ類の大きな雌は、どの種類も、
このように背中が明色の縦線になりがちです。
属や種類を越えた共通点ですので、
この背中の縦縞模様は、種分けの参考には、まずなりません。
2.透明度も種類の見分けにはほぼ使えません。
若い個体はどの種類も透明度が高く、模様が薄いです。
無色透明の部分ではなく模様の部分を重視します。
3.体の白点もあまり役に立ちません。

商品名“ミゾレヌマエビ”で古くから有名なヌマエビ。
体に白い点が多いことから混同を受けている様です。
細かく白い点を散りばめているからといってミゾレヌマエビとは限りません。
(むしろ、ミゾレヌマエビは白い点が少ない個体が多い)
白点ではなく、黒っぽい模様を重視しないと好結果は得られません。
参照⇒エビのミゾレ模様(白点模様)】使えないとは言い切れませんが。

 

5.卵の大きさ
淡水エビには大きく分けて3種類の繁殖形態があります。
1.小卵型(小卵多産型)・・・・・
小さな卵を数多く産みます。小さな浮遊幼生(ゾエア)を放ち、
幼生は海まで降り、稚エビとなって再び河川を遡上して来ます。
海水が必要な為、親と同じ淡水水槽内では繁殖は出来ません。
ヌマエビ(南部群)、ヤマトヌマエビ、ヒメヌマエビ、ミゾレヌマエビ、トゲナシヌマエビ、
テナガエビ河川下流域産、スジエビ河川下流域産、
ミナミテナガエビ、ヒラテテナガエビ(別名ヤマトテナガエビ)

2.中卵型(中卵中産型)・・・・・
小卵型よりは大きく、大卵型よりは小さい、ちょうど中間的な大きさの卵を産みます。
卵の大きさには幅があるようです。
やや大きめの浮遊幼生として誕生し、そのまま淡水中に留まり、稚エビとなって着底します。
同種でも、地域個体差によって着底までの日数や生まれるゾエアの大きさが違うようです。
海水が要らないので、淡水水槽内でも稚エビが見られることがあります。
ただ、テナガエビは難しいようで、一般の成功例を知りません。
スジエビは比較的成功例が多く、ヌカエビは個人的にも大繁殖できました。
ヌカエビ(ヌマエビ北部−中部群)、スジエビ陸封型、テナガエビ河川静水域・湖沼型
3.大卵型(大卵小産型)・・・・・
大きな卵を数えられるくらいの数産みます。
孵った途端に稚エビで、あちこちに小さなエビが居るのが分かります。
ミナミヌマエビ、シナヌマエビ類(商品名“ミナミヌマエビ”釣り餌名“ブツエビ”)

卵の大きさが非常に小さく、数えるのはまず不可能と思える場合は小卵型です。
卵がとても大きく、数十個くらい数えられれば大卵型です。
数えられなくもなく、数え難くもありといった感じが中卵型です。
雄や若エビでは見ることが出来ませんが、
同じ場所で、腹の下に卵を抱えている雌が獲れたら、その卵の大きさを見ることは、
見分けに大いに有効です。

左から、小卵型ミゾレヌマエビ、中卵型ヌカエビ、大卵型シナヌマエビ(市販名ミナミヌマエビ)。
卵の粒の大きさと数が違います。

 

6.外肢の有無(+眼上棘の有無、+前側角部の棘)
ヌマエビ類の中で、混同や取り違えが多いのが次の2つです。
1.ミゾレヌマエビとヌマエビ(南部群)
2.ヌカエビとシナヌマエビ(商品名ミナミヌマエビ)
この二大間違いを簡単に防いでくれるのが外肢の有無の確認です。
これは簡単な作業なのに、混乱防止効果が極めて高いです。
ぜひ見てみて下さい。⇒外肢の確認は必ず!
(ヌマエビ類では、他の見分け方法をさて置き、まず『外肢』を見たほうが良いくらいです。
他のポイントでうんうん悩むなら、まず『外肢の有無』!)

数十年来、“ミゾレヌマエビ”として親しまれているヌマエビ。
外肢が生えているので、ヌマエビ属であり、
ヒメヌマエビ属の本当のミゾレヌマエビではありません。
ちなみに、「ヌマエビの大卵型」はヌカエビの一地域個体群である事が判明。
ヌマエビ属ヌマエビに大卵型はありません。

眼上棘は外肢が生えている種類には必ずあり、
外肢が生えていない種類にはありません。⇒【ヌカエビの眼上棘
つまり存在の有無が重なります。
外肢に比べて小さくて見難いので、外肢を見れば出番はないです。
(テナガエビ科にはどちらも無いので、特に見る必要はありません)

前側角部棘は本当のミナミヌマエビと外来シナヌマエビ類の一部に存在する棘です。
本物ミナミヌマエビを他の在来種と見分けるには願ってもない特徴です。
特に混同されやすい本物のミゾレヌマエビには無いので、
ミナミヌマエビだと思っても、必ず確認する習慣にしたほうが良いと思います。
シナヌマエビ類は中国大陸や台湾などの各産地によって、
前側角部に棘があったり無かったりするようです。
台湾産レッドチェリーシュリンプには痕跡程度の出っ張りがある程度で、
ほとんどが円いままで棘になっていません。⇒こちら
“ミナミヌマエビ”として売られる大陸産の中には棘が顕著な個体群もありますので、
他種との比較には役立ちます。⇒【シナヌマエビの前側角部棘
大型の個体が居たら、チェックしておくと有効に使えます。
ヌマエビ属やヒメヌマエビ属には生えていません。

追記2009・02・21
間違いが多い例をもう一つ忘れていました。
3.スジエビとヌカエビ
透明で、腰が曲がっていて、眼が出っ張っている両種です。
「おとなしいスジエビ」という情報の多くを占めるのではないかと予想できる例です。
一般的なスジエビ情報の中には、
多くのヌマエビ類が間違われているものと思いますが、
特に、眼が横に飛び出しているヌカエビは、
ヌマエビ類中、最もスジエビとの混同が多いものと思います。
この両種の見分けも、『外肢の有無を確認する』だけで終了です。
ヌマエビ科ヌマエビ属のヌカエビには有り、
テナガエビ科スジエビ属のスジエビには無し。⇒【外肢を見る効用追記

 

7.額角の特徴


よくある識別方法ではやたらと重要視されている「額角」。
しかし、一般の方がこれを見て、本当に種類を見分けようと思うのかは大いに疑問です。
額角自体がこの程度の大きさ。ここに生えているギザギザの数を数える?
生きて動きまわるエビに、そんな作業は行なえません。

「淡水エビは額角でしか見分けられない」といった文章を見ることは多いと思いますが、
個人的には長さが長いか短いか、せいぜい頭までギザギザが並んでいるかどうかくらいしか見ていません。
理由は簡単で、このように「小さくて見難いから」です。
しかも、ここだけを見て種類を判断したつもりで、
実は種類が全然違っていたりする例をよく見掛けるのです。
「識別に模様は使えない」という文章も並んでよく書いてあると思います。
しかし、模様さえ見れば間違わないはずの種類間違いが多いのです。
額角に関しては、もはや自然科学をはずれて「額角信仰」の域に達している印象すらあります。
合理性、確実性が実に見事に損なわれているのに頑なに信用しきっています。
他の見分け箇所を確認していれば絶対にない「ありえない間違い」を犯している例が圧倒的な量です。
しかし、「額角様」状態ですし、自ら「模様は使えない」と言ってしまって、他を一切見ないので気がつかないのです。
完全に種類を間違えていても、自分で気がつきませんし、同じ方法の同朋も気がつかない。
気がつかなければ間違いではないのでしょう。
「額角のみ」という一本の物差しだけで判断できる限界が、種類間違いの量そのものです。

世間一般に流布されている「エビの見分け方」のようなものは、「エビの額角の見分け方」に過ぎないと思います。
エビではなく、「ガッカク」という別の小さな生き物の見分け方だと思ってよい程度のものです。
顕微鏡で見たガッカクは見分けられるが、肉眼で見たエビの実物は見分けられないという、
あってはならない状態が通常という不思議な世界です。

額角が見られないこのような小さな写真、あるいは実物だと途端に御手上げ。
「わかりません」となります。

額角はエビの体の僅かこれだけ。

どう考えても、こっちの模様を参考にしたほうが利口です。
面積が全然違います。情報量も豊富。
しかも、「模様は使えない」は真っ白に褪色したアルコール浸けの標本についてです。
それをすっかり勘違いして、「使えない」「参考にならない」と盲信し続けているのがよくある見分け方です。
生きているエビに関してまで、模様を使わないのは大損失ということになります。
この大きな手掛かりを全部捨て続けているのですから呆れた因習です。

ただ、額角の長さを比べる、あるいは眼の上を越して頭にまで棘があるかなどは重宝な判断材料です。
「額角教」に近い発想の方は、額角の優位さや重要性を強調する為に、
よく色彩や模様と対比させて、過剰な対立構造に持ち込もうとしたりしていますが、
それは可笑しな話です。
これらの見分け箇所は、互いの暴走を防ぎ合い、見分け結果をより確実にします。
対立ではなく並立させる事によってより結果が正しくなります。
お互いの存在をプラスとして利用する事で間違いが減ります。

例えば、額角を一所懸命に顕微鏡で見て種類を確認したとします。
ところが、そのエビをうっかり他種のエビの中に戻してしまいました。
そうした場合、その他種を含めた全個体を顕微鏡でもう一度見直す事になるのだという事です。
「実物が見分けられない」とはそういう事を意味します。

トゲナシヌマエビは、その名の通り、額角がたいへんに短いので、ここを見るだけでも分かります。
ヒメヌマエビは眼の上の前後に、ほぼ等距離にギザギザが並ぶので分かり易いです。
頭がつるつるハゲ頭のヌカエビにも参考になる部分です(旧ヌマエビ大卵型には頭にも棘がある)。
ミナミヌマエビとシナヌマエビを見分けるのにも役立ちます(中間的な個体も居ますが)。
逆に、ヌマエビ(南部群)、ミゾレヌマエビ、本物ミナミヌマエビは、額角が長いという特徴が共通です。
額角だけでの違いでは、種類を取り違える例が多い気がします。
長さや形にも個性が多く、必ずしも資料通りの特徴ではない事も多いです。
(折れている事もあります)
確実に使いこなせる範囲で、他の見分けポイントに足して有効に使用すると良いと思います。
「額角のみで判断」的な、不確実性満載な見分け方がなぜか大手を振って歩いていますが、
その裏では、属を越えるような見間違いが日常茶飯事という状態。
しかも模様を見ないので、自ら気がつく事もない。
そんな最悪な状態に自分を置かないように注意したほうが賢明です。

参照
⇒【ミゾレヌマエビの額角
※額角を見るにはデジカメでマクロ撮影すると便利です。
比較元になる資料がないと効果を発揮できませんが、撮って置いて損はないと思います。
デジタルカメラの発達は、一般の人に実体顕微鏡を気軽に持たせてくれるようなもので、
今後のエビの見分け環境には明るい希望です。
(3cmのエビが、サバやカツオくらいの大きさで見られます。バッシバシ撮ってください)。

おすすめグッズ!

相手は小さめの生き物ではありますから、
こんな高倍率の100円ルーペなどがあると便利です。
上は、水槽全体を見る場合に、
手前のは前面ガラスに居るエビの詳細を見るのに有効。
(自分の指を見てみて、指紋が良く見える物を選ぶと良いです。
指の太さや指紋に驚けば十分に使えます)
小額で、エビの世界に、ぐぐんと寄ることが出来ます。

 


ヌマエビ科の種類数 在来は個性的な7種類(現在は外来を加えて8種類以上)

ヌマエビ類の種類は思うほど多くなく、どれも案外個性的です。
主に見られるのは、たったの七種類です。
(在来は七種類ですから、消去法が使えます。全然違うほうから外していけば簡単)

ヌマエビ属・・・・・・・・2種類 ヌマエビとヌカエビは総入れ替えが行なわれた⇒【ヌマエビ属の新分類
・旧ヌマエビ(ヌマエビ南部群) =旧ヌマエビ小卵型 ※“ミゾレヌマエビ”として販売される慣習が永い。難易度★★
・旧ヌカエビ(ヌマエビ北部−中部群) 旧ヌマエビ大卵型もここに含まれる。難易度★★
ヒメヌマエビ属・・・・・4種類
・ヤマトヌマエビ 言わずと知れた低難易度種。難易度
・ヒメヌマエビ 小型美麗種。難易度
・ミゾレヌマエビ(この名で売られるのはヌマエビ南部群。古くからの慣習) ※本物は周知が極めて低い。難易度★★
・トゲナシヌマエビ 寄り眼の寸詰まり種。難易度(雄は案外スマートですが)
カワリヌマエビ属・・・・在来1種類、外来種20種類以上?
・ミナミヌマエビ(この名で売られているのは、まずシナヌマエビなどの外来種)。難易度★★
・シナヌマエビを代表とする各種外来近縁亜種。近年、急速に数を増しているもよう。難易度★★★

旧ヌカエビ、本物ミゾレヌマエビ(およびヌマエビ南部群)、本物ミナミヌマエビあたりを片付けてしまえば、
あとは難易度が極端に低いです。
シナヌマエビ類かミナミヌマエビかは、ニッポンバラタナゴとタイリクバラタナゴの関係と一緒。

エビ飼育者を取り巻く誤情報の氾濫⇒【エビ飼育者を悩ます、エビ情報の困った現状】 みわけコラム

 


見分け難いのは3種類程度

●ヌマエビ類で見分けに悩むのは、体型の似ている
↓旧ヌカエビ(ヌマエビ北部−中部群)・・・・ヌマエビ属⇒ヌカエビの項目参照

↓旧ヌマエビ(ヌマエビ南部群)・・・・・ヌマエビ属⇒ヌマエビ南部群の項目参照

↓ミゾレヌマエビ・・・・・・・ヒメヌマエビ属⇒ミゾレヌマエビの項目参照

の三種のみでしょう。(本当のミナミヌマエビも似ています)
ヤマトヌマエビやヒメヌマエビ、トゲナシヌマエビが見分けられていない状況にはあまり遭遇しません。
逆に、上記の見分けにくい三種は、アクア系書籍や雑誌などでも、全くもって識別があやふやです。
(甲殻類分類学の大家が関わっていたりするから恐ろしい。“学問”ではなくカタログ
この三種が見分けられるようになれば、
あとの種類は呆れるほど簡単なのではないかと思います。

ミナミヌマエビとヌカエビの見分け方
飼育魚史上、もっとも逃がされ易い生き物ではないかと思われる販売名“ミナミヌマエビ”。
(シナヌマエビ、コウライヌマエビなど、額角の短い大陸産の近縁種がほとんど)
ヌカエビと混穫されることも多く、その多くは区別されず“ミナミヌマエビ”とされていたりします。
そんな、ヌカエビと“ミナミヌマエビ”の見分け方⇒こちら

●“広義のミナミヌマエビ”の模様の特徴は⇒こちら2008・03・30追記
模様がヌカエビと若干似ていますが、
こんな違いに注意して見分けるのも良いかと思います。

ミゾレヌマエビとヌマエビ(ヌマエビ南部群)の見分け方
表舞台にはまず登場しない本物のミゾレヌマエビ(ヒメヌマエビ属)と、
“ミゾレヌマエビ”として御馴染みのヌマエビ(ヌマエビ属)の見分け方です。
単純に、片方を全く見ていないだけですから、両方を見れば違いは明らかです。
⇒【ミゾレヌマエビとヌマエビ(ヌマエビ南部群)の見分け方

古くから「ミゾレヌマエビ」として販売されるのが慣例のヌマエビ南部群。
ミゾレ模様の美しいエビで、
アクアリウム関係からエビに入ったら、
まず間違いなく“ミゾレヌマエビ”として記憶される事でしょう。
誤認の罹患率は100%に近いと思います。
“ミゾレヌマエビ”として飼っている、あるいは飼っていた方は多いはず。

 

見分けコラム2009/01/29追記
額角より外肢! 「額角って何?」、「額角なんて見れないよ」という方にも御薦めなのが“外肢”です。
正直な所、全く一般受けしない額角よりは、大きくて見易く、その効果も大きいです。
ヌマエビ科の混乱がほとんど消えてしまう威力。ぜひ確認してみて下さい⇒外肢を見る効用

 


ヌマエビ科を詳しく
見分けの難しいと云われる三種を中心に特徴を見てみます。
(採集できていない種類は・・・・・、採集が出来次第アップしたいところです。
いつになるやら(^^;
残りは個性派の代表のような種類ですから、あえて見分ける必要もないと思いますが)

ヌマエビ属・・・2種類

ヌマエビ南部群(旧ヌマエビ小卵型)
・・・この種類の把握は、ややこしいです。⇒【二種類あるミゾレヌマエビ
旧来のヌマエビ小卵型です。正真正銘ただのヌマエビ。
しかし、世の中にヌマエビの情報はほとんどありません。
これはおそらく、古くからヌマエビが“ミゾレヌマエビ”として販売されているからでしょう。
逆に言えば、“ミゾレヌマエビ”という情報の大多数は、このヌマエビについてです。
画像や産卵形態、模様に至るまで、完全に取り違えられています。
身近な生き物で、ここまで混同されている生き物が、現在も残っているというのは大変に珍しいので、
これは貴重な体験を今している事になります。
●異名の宝庫
・熱帯魚店、観賞魚店での商品名“ミゾレヌマエビ”(この名で隅々まで知れ渡っています)
・ヌマエビ小卵型(ヌマエビ大卵型に対して呼ばれた)
・キャメルシュリンプ(観賞魚系の別の販売名)
・ヌマエビ(ふつうにヌマエビと呼べばこれになります)
・ヌマエビ南部群(ヌマエビ北部−中部群に対する呼び名。別種に同じ名前は早めに止めるべきと思う)
この五つの名前が、この一種類に付けられています。

ミゾレ模様が綺麗ですが、ミゾレヌマエビではありません
おそらく、誰に種類を聞いても「ミゾレヌマエビ!」と返答されると思います。
身近な生物で、ここまで名前が入れ違っているのも珍しい現象。

1.ハサミ脚の長さ→短い→ヌマエビ科
2.体の形→起伏に富んでいる。細い。
3.眼の生えている角度と離れ具合→真横。やや離れた感じ。
4.色彩と模様配列→「ミ」模様+UFO模様がある。赤茶色や黄色や白で派手⇒【ミゾレヌマエビとヌマエビ南部群の見分け方
5.卵の大きさ→小卵型
6.外肢の有無(+眼上棘の有無、+前側角部棘)→外肢有り。眼上棘有り。前側角部棘無し
7.額角の特徴→かなり長い個体が多い。

見分け必須項目間違いが多過ぎるので、必ずチェック!
外肢の存在を必ず確認すること!←これをチェックしないと、巷の誤情報の量から“ミゾレヌマエビ”になりやすい。
眼上棘が生えていること←下のリンク参照。外肢が有れば充分ですが、セットで確認しても損は無いです。
ヌマエビ(南部群)の眼上棘リンク集
http://mushinavi.com/navi-ebi/data-numa_nanbu.htm虫ナビ
眼上棘や外肢が写っている写真があります。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~palaemon/paratyac.htmlこうらもん
眼上棘の写真
http://www.geocities.jp/tansuigyo_ofi_kke/KoukakuNumaebi.html日本産淡水魚の世界へようこそ!
眼上棘の写真

見分けコラム
知られざる大問題“商品名ミゾレヌマエビ”の誤同定。
もはや国民的レベル(?)の誤情報となっています。
どこでどう間違えたのかが不思議な世界です。
専門家や研究者のレベルにまで沁み込んでいるのですから恐ろしい。
⇒【商品名“ミゾレヌマエビ”の誤同定の根源は?】 〜ニワトリが先か、卵が先か〜

見分けコラム2009/02/16追記
ヌマエビの混乱
古い誤情報や、新しい混乱情報で、理解するに至らないことが多いヌマエビ。
その「ヌマエビの混乱」を簡単にまとめてみました。⇒【ヌマエビの混乱

 

 

ヌマエビ北部−中部群(旧ヌカエビ、旧ヌマエビ大卵型)

関東・東北・山陰地方などでおなじみの小型の淡水エビ。
旧ヌカエビと旧ヌマエビ大卵型は、“ヌマエビ北部−中部群”という暫定名称(?)になっていますが、
実質的には旧来の“ヌカエビ”です。

1.ハサミ脚の長さ→短い→ヌマエビ科
2.体の形→起伏に富んでいる。細い。
3.眼の生えている角度と離れ具合→真横。かなり離れていて、スジエビのような感じ。
4.色彩と模様配列→地味な体色。ぬかをまぶしたような細かい模様。胸横に独特の斑点⇒【ヌカエビの模様は波裏富士
5.卵の大きさ→小卵型
6.外肢の有無(+眼上棘の有無、+前側角部棘)→外肢有り。眼上棘有り。前側角部棘無し
7.額角の特徴→かなり長め。頭はつるつるハゲ頭。(旧ヌマエビ大卵型には1本くらい生えているらしい)

見分け必須項目必ずチェック!
外肢の存在を必ず確認する事←これをチェックされないまま、シナヌマエビやスジエビと混同されている例が非常に多い。
眼上棘が生えている←外肢を見れば充分ですが、外肢とセットで存在を確認してみても良いです。

特徴の詳細
・外肢が生えている⇒【ヌカエビの外肢】 高倍率のルーペ(100均ので可)で簡単に見えます。
・頭がつるつる⇒【ヌカエビの頭】※旧来からヌカエビの見分け方として使われていますが、
現在では参考程度の意味です。ヌカエビ(旧ヌマエビ大卵型)には頭の後ろに棘がある者も存在します。
・眼が離れ目な傾向が強い(これでスジエビと混同される事も多い)⇒【ヌカエビの顔アップ
・眼が真横、水平に出ている⇒【ヌカエビとミナミヌマエビ(シナヌマエビ類)の見分け方
・「ベルをつまんだ」ような模様があります。(模様の濃い大型個体のみ。慣れが必要)⇒【ヌカエビの模様
・ゾエア(便宜上、浮遊幼生全てをそう呼んでしまいます)
で誕生しますが淡水で繁殖します。⇒【ヌカエビのゾエア

ヌカエビの浮遊幼生。淡水のまま稚エビになります。


眼が真横に出ているヌカエビ。
眼柄も長いので、目が飛び出しているように見える。
眼や体型はスジエビに似ていますが、
おとなしさではトップクラス。
同居させると簡単に食べられてしまいます。


透明で、赤い破線模様の入ったタイプ
陸封種なので、各地域で異なる地域変異があるようです。
模様や卵の大きさ、生まれ出るゾエアの発達段階が
違う場合もあります。
水系の違う個体群を混ぜないように飼育したほうが良いです。

※額角や眼の上の棘の有無で、
ヌマエビには大卵型と小卵型があり、ヌカエビとは亜種とされていましたが、
現在では、棘の有無は特に意味を持たず、
ヌマエビ(ヌマエビ南部群)とヌカエビ(ヌマエビ北部−中部群)は別種になっています。
ヌマエビ大卵型は、広義のヌカエビの方に含まれます。詳しくは⇒【ヌマエビ属の新分類
※とっくの昔、1994年の研究論文で確認されている話のようです。
現在も根強く残っている「ヌマエビとヌカエビは亜種」とか「眼の上の後方まで棘があるのが・・・」
といった記述は少々古過ぎる印象です。

ヌマエビとヌカエビは亜種で酷似していて見分けは困難? みわけコラム
⇒【ほとんどのアクアリストが簡単に見分けているヌマエビとヌカエビ
アクアリウム的“商品名ミゾレヌマエビ”が本当のヌマエビ(南部群)ですが、
このヌマエビ南部群とヌカエビを見間違えている人を見た事がありません。
書物と現実の大きなギャップです。
雑誌等でヌマエビとして紹介されているのは、旧ヌマエビ大卵型。
旧ヌマエビ大卵型は現在ではヌカエビの棘が多い地域変異という分類です。
ヌカエビと似てて当然です。同種ですから。 

 


ヒメヌマエビ属・・・4種類

ヤマトヌマエビとヒメヌマエビは見分けられない率が最も低い種類です。
トゲナシヌマエビも独特の風貌なので、存在を知って居さえすれば間違えません。
残りの一種、「本物のミゾレヌマエビ」。
これが情報的にはひどい泥沼状態です。種類としての体を成していないほどです。
しかし、実際の見分け自体は簡単です。
実物の難しさではなく、ミゾレヌマエビを取り巻く情報がひど過ぎるだけです。

ヤマトヌマエビ
このエビを見分けられないという事は、余程のエビ初心者でもない限りはないものと思います。
オスとメスさえも模様で分けられる独特の模様の持ち主です。
ヌマエビ類の見分けに悩んだ場合、まず、この種類は除かれますから、
実質6種類からのスタートになります。
1.ハサミ脚の長さ→短い→ヌマエビ科
2.体の形→体は太い。凹凸に乏しく平坦
3.眼の生えている角度と離れ具合→微妙に斜め前。眼柄が短く、眼と眼の間が狭い。⇒【ヤマトヌマエビの眼
4.色彩と模様配列→独特の破線模様。雄は「・・・」、雌は「---」なのも有名。
5.卵の大きさ→小卵型
6.外肢の有無(+眼上棘の有無、+前側角部棘)→外肢ほか全て無し
7.額角の特徴→とても短い⇒【ヤマトヌマエビの眼

ヒメヌマエビ
この種類も見分けられない確率はかなり低いです。
赤い体色に背中の縦縞一本のタイプと、横縞のタイプがあります。
縦縞のタイプがミゾレヌマエビの大型雌の見た目と似ますが、
大きさ、体型とも違うので、まず間違うことはないと思います。(実質あと5種類)
1.ハサミ脚の長さ→短い→ヌマエビ科
2.体の形→体はやや太め。うねりは強くない
3.眼の生えている角度と離れ具合→斜め前向き。眼柄が短く、かなりな寄り眼
4.色彩と模様配列→二系統の独特の模様
5.卵の大きさ→小卵型
6.外肢の有無(+眼上棘の有無、+前側角部棘)→外肢ほか全て無し
7.額角の特徴→眼の上の前と後ろに、ほぼ等距離にギザギザが並ぶ

トゲナシヌマエビ
最もマイナーな種類です。
体が太くて寸胴。名前の通り、額角がとても短いエビです。
一度見れば、その特徴は、他のエビと重なりません。
画像を検索しておけばそれで終了です。⇒【検索結果
混同されるか否かは、このエビの存在を知っているかどうかだけでしょう。
知らない場合は、“ミナミヌマエビ”として飼われる事が多いようです。
特に、額角が短く、体もやや丸い外来種シナヌマエビ類との混同はよくあるようです。
腰の部分に「ハの字」の模様がある事も共通ですので、この部分は要注意です。
細かい小卵をたくさん産むので、産卵すればすぐに気付くとは思います。
他に、名前が似ているコツノヌマエビ(離島産)と名前が混同される事はあるようです。
1.ハサミ脚の長さ→短い→ヌマエビ科
2.体の形→体は太い。凹凸に乏しく、極めて平坦。雄も真っ直ぐな印象の体付き。
3.眼の生えている角度と離れ具合→斜め前向き。眼柄が短く、眼と眼の間隔が狭い「寄り眼」
4.色彩と模様配列→腰の部分に白黒の「八」の字がある場合が多い(♀)
5.卵の大きさ→小卵型
6.外肢の有無(+眼上棘の有無、+前側角部棘)→外肢ほか全て無し
7.額角の特徴→とても短い。棘が無いことから棘無しと呼ばれるらしい

ミゾレヌマエビミゾレヌマエビの項目にたくさん画像があります。
この種類は、見間違い、取り違いの王様です。
ヌマエビ(ヌマエビ南部群=ヌマエビ小卵型)に名前をそっくり盗られ、
そちらが“ミゾレヌマエビ”として有名です。⇒【二種類あるミゾレヌマエビ
ミナミヌマエビと間違えられるのもよく見掛けます。
この種類をこの種類として紹介されていたら、それは奇跡に近いほどの確率の低さです。
逆に云えば、この種類を憶えれば、一気に選別眼が上がります。
このエビは名前ほどにはミゾレ模様が目立ちません。
採集当初は細かく降りしきるミゾレ模様がびっしりですが、⇒【ミゾレヌマエビの霙模様
飼ううちに徐々に特徴のないエビに変化してしまいます。
商品としての視点から見たエビの分類と、本当の分類は全く違います。
よく雑誌などで見る商品カタログ的な分類では、
・「ミゾレヌマエビ」の写真にヌマエビ南部群が使われます。
・「ヌマエビ」の写真には旧ヌマエビ大卵型=頭の後ろまで棘があるヌカエビ=ヌマエビ北部−中部群が載ったり、
名前を取られてしまった本当のミゾレヌマエビが載ります。
・ヌカエビ→これは従来のままです。旧ヌマエビ大卵型とは実質的に同種=ヌマエビ北部−中部群。
これは古くからの慣例で、本当のミゾレヌマエビは本名の“ミゾレヌマエビ”としてカタログには載りません。
(学名までも明記して、強引に空席を埋め合わせたような分類です。
旧ヌマエビ大卵型とヌカエビは現在では実質同種ですから、区別もほぼ意味は無いですし、
同種を別種として掲載しても、当然ですが同種にしか見えません。
ヌマエビ南部群を“商品名ミゾレヌマエビ”として配置する事に重点が置かれている印象で、
大変に興味深い現象です)
「ミゾレヌマエビと云えばヌマエビ南部群」。
これは不動の地位です。
ですから、世の中にヌマエビのヌマエビ南部群としての情報も無いですし、
本物のミゾレヌマエビを商品的な視点から見る機会もほとんどありません。

ヌマエビ類の見分けを難しくしている大きな原因の一つが、
この「ミゾレヌマエビの混同問題」です。
名前を盗られたミゾレヌマエビが「謎のエビ」として彷徨い、
また他の種と入れ替わったり、あるいは「名もないヌマエビ」などと呼ばれる事で、
「たくさん種類があって素人には難しいのではないか」といった印象を持たせる訳です。
このミゾレヌマエビが、ミゾレヌマエビとして正しく認識されれば、
エビの見分けは手中に納まる事柄です。(数も少なく個性も豊か)

1.ハサミ脚の長さ→短い→ヌマエビ科
2.体の形→体は細く長い。凹凸が強く、体はうねうね。
3.眼の生えている角度と離れ具合→斜め前向き。眼柄はやや長い⇒【眼の角度】【上から見た見た頭部
4.色彩と模様配列→独特の「ワンバウンド模様」。雌の腹下部に「〜〜〜〜」。⇒【ミゾレヌマエビの模様の特徴
5.卵の大きさ→小卵型
6.外肢の有無(+眼上棘の有無、+前側角部棘)→全て無し
7.額角の特徴→とても長く突出するものから、第一触角柄部を超えないものまである。基本は長め。額角

絶対に確認すべき項目必ずチェック!(全て無いことを確認)
外肢が生えていないことを必ず確認!←商品名の“ミゾレヌマエビ”=ヌマエビ(南部群)との混同はこれで解決!
眼上棘が無い←外肢が無ければ充分ですが、一応これも無いことを確認しておくと良いです。【頭部の写真
前側角部に棘が無いことを確認!←見た目や配色が似ている「本物ミナミヌマエビ」との混同が多いです。必ずチェック!

ミゾレヌマエビの前側角部。
人間で云えば「ほっぺ」に相当するような部分です。
真横から見て(薄い甲羅なので、真横からでないと尖って見える事が多い)、
ここに棘が無いことを確認します。
比較的見易い大きさなので、100円ルーペで充分です。
ここに棘が生えていたらミナミヌマエビ。(あるいは外来種シナヌマエビ類)
前側角部の棘はミナミヌマエビのみが持つ特徴なのでこれは簡単・便利・確実です。
ミゾレヌマエビがミナミヌマエビと混同されるのは日常茶飯事的ですから、
必ず見たほうが良い箇所です。

特徴の詳細
・外肢が無い⇒【ミゾレヌマエビに外肢を探してみる
・雄は透明なだけだったりします。⇒【透明なだけに近いオス
・一瞬、真横に見える眼の角度。⇒【ミゾレヌマエビの眼の角度

 


ヌマエビ類中、最も透明度の高いエビ、ミゾレヌマエビ。
名前のミゾレ模様は、非常に細かく、あまり目立ちません。


大型の♀は赤くなる場合も多い。⇒【赤い雌の大型個体
属が一緒のヒメヌマエビに似る。
ヒメヌマエビの大型個体と思われている場合も。
極端に長い額角や、独特の「
ワンバウンド模様」で見分けは容易。

◆模様を見れば、案外簡単に見分けられる淡水エビ。
その中でも、特にミゾレヌマエビは独特なので簡単です。
ちらっとでも模様を見れば間違いは楽に防げます。
⇒【ミゾレヌマエビは模様を見て見分けるのが簡単なエビ
「見分けは難しい」、「識別は困難」。そんなマイナスの発想が、
一般にもたらしたのは、“あきらめ”と“誤同定の山”です。


カワリヌマエビ属・・・在来1種類、外来種20種類以上?

ミナミヌマエビ一種のみでしたが、近年、中国大陸産の近縁の外来種が安価で大量に輸入され、
それが各所で密放流され大増殖しているようです。
本来ミナミヌマエビが分布しない関東以北、北海道でも確認されています。
中国大陸には20種類以上生息しているようで、ミナミヌマエビと交雑可能な種類があるらしく、
日本の在来ミナミヌマエビとの交雑と思われる個体が、日本の複数の場所で発見されているようです。
正に、皆見ぬ間エビ、知らぬ間エビの恐怖。
都市部の河川、公園の池など、人が多い場所ほど多い事になります。
最も身近なエビ=シナヌマエビ類と思ったほうが良いのかもしれません。

 

シナヌマエビ、コウライヌマエビ等、外来亜種群
近年、日本国内に急速に生息域を拡大していると思われる外来種。
ミナミヌマエビが本来生息していないはずの関東・東北や北海道の河川にも、
ミナミヌマエビと共になのか、外来亜種単独なのか、各亜種の交雑なのか、
“広義のミナミヌマエビ”が多数生息しているようです。
身近なエビの種類は、まずこの外来種を疑ったほうが早いほどに生息数・生息域を広げているようです。
参照リンク
http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/56/L1-11.html
http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/56/PA2-605.html


1.ハサミ脚の長さ→短い→ヌマエビ科
2.体の形→雌の丸みはやや強め。雄は写真のような感じ。凹凸も中間的。
3.眼の生えている角度と離れ具合→斜め前向き。眼柄は太くてやや長い
4.色彩と模様配列→複雑ですが独特のパターン⇒【シナヌマエビ類の模様
5.卵の大きさ→大卵型
6.外肢の有無(+眼上棘の有無、+前側角部棘)→外肢、眼上棘は無いが、前側角部に棘を持つ個体がある
7.額角の特徴→短いものから、やや長めまである。本物ミナミヌマエビのように第一触角柄部は越えない。

断言する場合は必ずチェック!
外肢が生えていない←「関東採集だからヌカエビ」とされることが非常に多いです。脚の生え際を必ずチェック!
眼上棘が無い←眼の生えている甲羅の周縁がくるりと丸く、棘がありません。ヌカエビには棘があります。

特徴の詳細
・外肢が無い⇒参照【外肢を見る効用
・眼上棘が無い⇒眼の周囲の縁が、まん丸。
・額角が第一触角柄部を超えない(かなり短い場合がほとんど)⇒参照
・眼がやや斜め前向きに出ている⇒【ヌカエビとミナミヌマエビ(シナヌマエビ類)の見分け方
・“ミナミヌマエビ”として買ったエビ達の額角や前側角部の状態など。
(前側角部に棘のある個体、無い個体など、混ざり具合により様々な前側角部です)⇒参照
・大卵型で直接稚エビとして生まれる。
・腹節の一番高い部分に黒く濃い一対の菱形の斑点がある場合が多い。(上から見ると「ハ」)
・模様は独特の複雑さ⇒広義のミナミヌマエビ”の模様の特徴⇒【シナヌマエビ類の模様


額角が短く、眼が斜め前を向いているシナヌマエビ類


レッドチェリーもシナヌマエビ。
在来のミナミヌマエビとは交雑しないと云われていますが、
市販の“ミナミ”とは簡単に交雑しました。
交雑したら外来種、という簡単な判断も出来るかもしれません。


ミナミヌマエビとシナヌマエビの見分けは比較的容易。
柄部の先に額角が飛び出すほどに長ければ本物。
この個体は額角が極端に短いシナヌマエビ類。
アクアリウムで通常飼われている“ミナミ”に、
額角の長いものは例外程度で、ほぼ見掛けません。


常に全ての個体に見られるという訳ではありませんが、
“広義のミナミヌマエビ”によく見られる独特の斑紋。
腰の一番高い部分に、
斜め後ろ下に向かって垂れるように入ります。
背中から見ると「八」の字に見えます。
(トゲナシヌマエビにも似た模様があります)
その他の種類には見掛けない模様なので、
見分けには重宝します。

 

ミナミヌマエビ
本当のミナミヌマエビの画像は、Web上にほとんどありません。
飼っている方も、ごく少数しか見掛けません。
自己採集しない限りは、手に入りにくい印象です。
本当のミナミヌマエビは、他のヌマエビ類と良く似た体型の、エビらしいエビです。
“ミナミヌマエビ”と呼ばれて売られる観賞用のエビは、
額角が短く、本物に比べると体付きも丸い印象のエビです。
熱帯魚水槽のコケ取り用に飼育されている画像は、
輸入亜種と思われる個体の画像がほぼ埋めます。
この事から、「“ミナミヌマエビ”は買ったらシナヌマエビ類」である事が解かります。
本当のミナミヌマエビは、
(“本当の”とか“本物の”と冠する必要はないのですが・・・・。
“ミナミヌマエビ”は日本在来の亜種のみを指す名前)

額角がミゾレヌマエビ(これも本当の^^;)と同等程度に突き出ますし、
顔付きも丸くなく、体型もヌマエビ属やミゾレヌマエビに近いので、
慣れればすぐ区別は付くと思います。⇒【日本産在来ミナミヌマエビのリンク集

本当のミナミヌマエビの生息地は静岡県焼津以西。
関東・東北・北海道に生息しているのは本物ミナミヌマエビが国内移入されたものか、
輸入される大量の近縁外来種が意図的な密放流、あるいは殖え過ぎてペット遺棄されたものと思います。
それらが雑種化している事実も確認されています。(わずか10年程度で遺伝子的に全滅しかねない状態)
在来種の保護、移入の防止対策などが必要に思えます。(ニッポンバラタナゴと同じ状態)

1.ハサミ脚の長さ→短い→ヌマエビ科
2.体の形→シナヌマエビ類よりも体が長くて、うねうねも強い。シナヌマエビ類よりも狐顔。
3.眼の生えている角度と離れ具合→斜め前向き。眼柄は太くてやや長い
4.色彩と模様配列→複雑ですが独特のパターン⇒【シナヌマエビ類の模様】共通点が多いので使えます。
5.卵の大きさ→大卵型
6.外肢の有無(+眼上棘の有無、+前側角部棘)→外肢、眼上棘は無いが、前側角部に棘を必ず持つ。
7.額角の特徴→第一触角の柄部を越えることもあるほど長い。(明らかに短ければシナヌマエビ類)

断言する場合は絶対にチェック!
前側角部の棘の確認←これを確認しないと「本物ミゾレヌマエビ」と混同する確率がかなり高くなります。
外肢が生えていない←ヌマエビ属との混同が簡単に防げます。(外肢は甲羅の縁に沿うので要注意)
眼上棘が無い←近縁のシナヌマエビ類の画像参照。外肢と共に、ついでにチェック!


 

エビの見分けの参考になるサイト

当然ですが、画像と種名が一致している保証は持てません。
御自身の判断と照らす“参考”にさせていただく情報源です。

番匠おさかな館の図鑑(2008/04/08追加
http://rs-yayoi.com/osakanakan/zukan/shrimpcrub/shrimptop.htm
模型かと思うような撮影テクニックを使った高精細な写真です。
各種に六枚の写真があります。
ミゾレヌマエビとヌマエビ(南部群)も正しく区別されています。
おすすめです!

川エビ雑話【KENKEN'S HP】
http://www.geocities.co.jp/Outdoors/7766/kawaebi/kawaebizatuwa.html
写真は少ないですが、特徴や生態などにたいへん詳しいです。
額角の歯の数も書いてありますので、
ルーペや顕微鏡でのチェックにも参考になると思います。

BREEDING LIFE 【GALLERY】
http://stay0329.fc2web.com/gallery.htm
サムネイルクリックで大きめの画像が見られます。
小卵型多種類の繁殖にも精通されています。
トゲナシヌマエビ、ヒメヌマエビなどの写真も豊富。
繁殖日記内にも写真が多いです。
本物のミナミヌマエビは必見。

趣味のページ
http://www.interq.or.jp/jazz/rhinoda/
飼育内にたくさんの画像があります。
トゲナシヌマエビ、ヒメヌマエビ、ミゾレヌマエビなどが
多様な角度から豊富に掲載されています。

ヌマエビ属とヒメヌマエビ属の区別点【趣味のページ】
http://www.interq.or.jp/jazz/rhinoda/aqua/ebi5.html
エビの抜け殻も十分に参考になるようです。
これなら生体に負担なく、確実な同定が出来そうです。
ヌマエビ(南部群)の眼上棘の写真、外肢の写真もあります。
棘の無いトゲナシヌマエビの額角も。

 


エビ・ギャラリー全種ではありませんが、各種淡水エビの写真を掲載してあります。
たくさんの画像や実物を見て獲得した自分なりの見分け方が一番確かだと思います。
有効な見分け方を発見してみて下さい。


※あくまで、現在、個人的に使っている見分け方法の一部の紹介です。
種類が確実に合っているかの保証はありませんし、方法が変わる事もあると思います。
ご自身の判断の足しとして御使い下さい。

 

2008/03/06


2009/02/16 更新
2008/10/31 長文をコラム
2009/03/09 必須項目を付記
2009/04/16 更新
2009/05/03 更新
2009/05/08 更新
2009/06/04 更新
2009/09/29 スジエビとテナガエビの見分け方追加


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